エコキュートのお湯がぬるいなと思ったら…
「最近エコキュートのお湯がぬるくなった気がする」というお問い合わせを頂きます。長年使っていくうちに機能や効率などが落ちていくことがありますが、お湯がぬるいと入浴や日常生活に支障が出てしまい、困ってしまいますよね。我が家のエコキュートを使っていて、お湯がぬるいと感じるときはないでしょうか?
今回はエコキュートのお湯がぬるくなってしまう原因やその対処方法をご紹介していきます。
目次
1 エコキュートのお湯がぬるくなる原因
2 エコキュートのお湯がぬるいと感じた時の対処法
2-1 対処法①貯湯ユニット内のお湯が不足している
2-2 対処法②温度調整の設定温度を上げる
2-3 対処法③お湯を使う時間帯をずらす
2-4 対処法④外気温が低く配管が冷えている・凍結している
2-5 対処法⑤蛇口が劣化している
2-6 対処方法⑥エコキュート本体が故障している
3 エコキュートのお湯がぬるい原因は大きく6つある
エコキュートのお湯がぬるくなる原因
エコキュートのお湯がぬるくなる原因は、主に以下の6つにあります。
①貯湯タンク内のお湯の量が少なくなっている
②温度設定が低くなっている
③複数の場所で同時にお湯を使っている
④外気温が低く配管が冷えている・凍結している
⑤蛇口が劣化している
⑥エコキュート本体が故障している
それぞれで原因が異なるため、対処法も違ってきます。まずは原因を知ったうえで、対処法を確認していきましょう。
エコキュートのお湯がぬるいと感じた時の対処法
対処法① 貯湯ユニット内のお湯が不足している
タンク内のお湯の量が少なくなっている場合、お湯がぬるくなってしまうことがあります。
まずはタンク内のお湯が不足していないかをリモコンの貯湯量表示を見て確認してください。
貯湯量が不足している場合、沸き増しを行ってタンク内のお湯の量が増えるまで待ってみましょう。
また、タンクのサイズが小さいと、このようなトラブルが起きやすくなります。エコキュートの設置時にタンクのサイズに迷った場合は、大きいサイズにしておくことをおすすめします。
タンクのサイズを大きくしたからといって、エコキュートの導入料金が大きく上がることはないです。沸き増しの機会が増えると電気代を上げる原因になるので、大きいサイズの方がむしろコスト的にはお得と言えるでしょう。
対処法② 温度調整の設定温度を上げる
リモコンの設定温度が低く設定されることで、当然出るお湯の温度も低くなります。確認しない方もいるので、一度チェックしてみることをおすすめします。
まず、対処法としては蛇口の温度調整ハンドルの給湯温度を高くしてみましょう。ただし、サーモスタットタイプの混合水栓(蛇口)の場合、蛇口を高温に設定しても、エコキュート側の設定温度が低いままでは、ぬるいお湯しか出てきません。
使用したい温度より5℃から10℃程高めに設定してみてください。リモコンの設定温度は最大で50℃から60℃までに調節できます。
対処法③ お湯を使う時間帯をずらす
洗面所やキッチン、お風呂など複数の場所で同時にお湯を出しているとお湯がぬるくなったり、お湯の勢いが悪くなったりします。
これはエコキュートの性質上よくあることなのですが、基本的に一時的なものとなります。
そのため、お風呂に入っているときは洗い物をしないといったお湯を使う時間帯をずらすといった工夫をすることで解消されるでしょう。
「高圧式エコキュート」であれば、複数の場所で一度にお湯を出しても、水圧はあまり下がらないのでおすすめです。
対処法④ 外気温が低く配管が冷えている・凍結している
冬の外気温が低い日には配管が冷えたり、凍結したりするので設定温度よりもぬるいお湯が出たり、お湯が出るまでに時間を要したりする可能性があります。
配管が冷えると、エコキュートで作られたお湯が蛇口に届くまでにぬるくなることがあります。
特にエコキュート本体の設置場所からお湯の出る場所までの距離が長いというケースでは特に発生しやすいトラブルです。
配管が凍結した場合は外の気温が高くなるのを待ち、自然解凍するのを待ちましょう。
また、凍結を防ぐ対策の一つとして、配管に凍結防止ヒーターを巻くことが有効です。
対処法⑤ 蛇口が劣化している
洗面所やキッチンの蛇口やお風呂のシャワーなど特定の場所だけでお湯がでなかったり、ぬるく感じたりする場合は劣化から蛇口が故障している可能性があります。
エコキュート自体には問題がない可能性が高いです。
その場合、エコキュート自体には問題がない可能性が高いので、蛇口の修理・交換をしたらお湯が出ると考えられます。水回りの修理業者などに依頼しましょう。
対処方法⑥ エコキュート本体が故障している
上記5つ以外の原因が当てはまらない場合はエコキュート本体が故障していることが考えられます。
エコキュート本体が故障しているかを見極めるには、すべての蛇口からぬるいお湯が出ているかを確認してください。水とお湯を混ぜる「バルブ」が壊れてしまうと、温度調整がうまくいかなくなる場合があります。故障する原因としては、経年劣化や汚れの堆積による故障、ヒートポンプの稼働効率が悪いことなどが考えられます。
エコキュートの耐用年数は、5~15年といわれており長期間使い続けると経年劣化によりエコキュートが故障します。また、定期的にお手入れをしないと汚れが溜まり故障の原因ともなります。
エコキュートのお湯がぬるい原因は大きく6つある
今回はエコキュートのお湯がぬるくなってしまう原因とその対処方法についてまとめていきました。ぬるくなるのにはさまざまな原因があり、リモコン一つで解消できることもあれば、業者に修理してもらう必要があることもあります。
お湯がぬるいのは必ずしも故障している訳ではないので、まずはぬるくなった原因をとらえ、適切な対処を施しましょう。設定などを見直してみて、どうしても症状が改善しないという場合には、専門の業者に点検や修理を依頼した方が良いでしょう。
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